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ミステリ同人の思い出
新紀元社
コメント:小説ジャンルの流行に大きな影響を与えていた『かつくら』

突然ですが、ミステリ同人(※この記事中では、女性向け二次創作同人誌を指します)の昔語りをします。
女性向け二次創作、いわゆる腐女子向け同人誌の話になりますので、カテゴリーは「BL」とします。
この時点で危ないと思ったら、引き返してください。

それでも、いいよという方だけ「続きを読む」へ↓

ストップモーション!〜読者への注意書き〜
以下の文は、管理人の主観と記憶によってのみ構成されます。
故に、事実とは異なる部分を含む可能性があります。
あくまで、”当時の管理人の認識”であることを念頭にお読みください。


なんとなく『占星術殺人事件』(ハードカバー版)の読者への挑戦状風にしてみました。
これから語る昔語りは1998〜2000年頃にミステリにミーハーにハマっていた管理人が認識していたミステリ同人の流行の感想です。

1.ミステリが一般的にも流行っていた90年代後半

ガチミステリ読者ではなかったので、ネットから得た知識の受け売りですが、
日本ミステリ界では「新本格ムーブメント」というのが、80年代後半〜90年代前半にきました。
(※新本格の定義はネットで調べていただいた方が正確だと思うので割愛します)
87年に綾辻行人がデビュー以降新本格派の作家達が続々デビューし、日本ミステリ界が賑やかになりました。

作家が増える→作品数も増える→良作・人気作品が生まれる→ジャンル自体が注目を集める

簡単に要約するとこういった事情で、90年代後半、日本ミステリ界(の新本格ミステリ)は賑わっていたのでした

2.(少女向け)小説ファン・マガジン『活字倶楽部』の存在

さて、ミステリブームは今までミステリと縁が薄かった女性――特に女子中・高生の間にも広まります。
少女達へのミステリ布教に一役買ったのは雑草社の『活字倶楽部』でした。
現代のようにネットが普及しきっていなかった90年代後半。
大都市で開かれる同人誌即売会に参加することもできなかった田舎のミーハーオタク女子中高生にとって、『活字倶楽部』は情報源として大きな影響力を持っていたのです。

『活字倶楽部』はもともと漫画ファン雑誌『ぱふ』の姉妹誌です。
『ぱふ』は流行・人気の漫画作品を取り上げ、更に読者によ感想・イラスト投稿コーナーを備えた雑誌で、当時どんな作品が少女間で人気なのか一目瞭然でした。
『活字倶楽部』はその小説版です。
(因みに、2013年現在『ぱふ』は廃刊。『活字倶楽部』は『かつくら』と誌名を変え、版元も変わりながらも季刊で発行されています。)
この『活字倶楽部』がよくミステリを取り上げたため、ミステリに萌える女子が増えたのでした。
wikipediaによると『活字倶楽部』創刊号の特集はコバルト文庫の若木未生そして本格ミステリの島田荘司だったと言うから、創刊時から『活字倶楽部』はミステリ贔屓だったのかも。

3.特に人気だった有栖川有栖と京極夏彦

ミステリを読む女子の中に、ミステリの探偵役と助手の関係に萌える腐女子も一定数いました。
島田荘司、有栖川有栖、京極夏彦、麻耶雄嵩、篠田真由美等々。
特に(腐女子に)人気を博したのが有栖川有栖川と京極夏彦と記憶しています。

有栖川有栖の作家シリーズは助教授(今は准教授)と作家カプの一極集中で結構な人気を博していました。
「人を殺したいと思ったことがある」というなんとも厨二病な過去を持つ探偵役の助教授と、そんな彼を気に書ける唯一の友人で語り手の「私」である推理作家のコンビが腐女子のハートをキャッチしたのでした。
属性がトラウマ持ち天才×そんな天才が唯一心を許す凡人(※そのように腐女子の目には見える)という一種の王道なので、人気を得たのも納得と言えます。

京極堂の方は友人がハマっていたのですが、分厚さがネックで未読な私は同人人気の詳細を知りません。
ただ、人気があったことは『活字倶楽部』の投稿コーナーを見れば明らかでした。

私は島田荘司の御手洗シリーズと有栖川有栖の作家シリーズにハマっていましたが、友人は麻耶雄嵩のメルカトル鮎にめっちゃハマってたな、というのが懐かしい思い出。

4.ミステリの衰退とジャンルの衰退

そんな訳で人気を博していたミステリジャンルですが、本家の新本格ミステリ流行が2000年代前半に収束するとと共に、同人界ジャンル人気も収束していきました。
(それでも有栖川は15年以上経った今でも一定数残っていそうですが。)

5.ここに来てミステリブーム再来の兆し…?

そんな2013年(正確には2010年頃から?)、海外制作のホームズもの(ハリウッド映画と現代版ドラマ)が腐女子やオタク女子の間で静かに人気を集めています。
そもそもミステリにおける探偵と助手の関係萌えは、元祖ホームズとワトソンから延々と流れてい血脈です。
ホームズの探偵と助手が再び脚光を浴び始めていることとは無関係かもしれませんが、日本出版界でも有栖川作品が角川ビーンズ文庫で挿絵つきで発行されたり、御手洗シリーズが本格コミカライズされたりと、新規読者への新しいアプローチが模索されているように感じます。
(因みに、京極作品は2005年と2007年に映画化、2008年にアニメ化されていますが、新たな層を獲得できたのかは不明)

流行というのはブーム(勢い)に乗ることでより強力な相互効果を生み出すと思うので、また新たな波が来ないかなと見守っています。
新しい波には旧人気作だけでなく新しい作家・作品も必要かなあ…とも思いますが。


因みに私的腐萌えミステリお薦めは、島田荘司『御手洗シリーズ』です。
『占星術殺人事件』を最初に読んで、『斜め屋敷の犯罪』、『御手洗潔の挨拶』、『御手洗潔のダンス』を読んだ後に、『異邦の騎士』を読んでやられました。
萌え的には『異邦の騎士』が最高なんですけど、これを最初に読むよりも最低限『占星術〜』を読んだ方が萌えます。
ついでに『異邦の騎士』の後に、『御手洗潔のメロディ』収録の「さらば遠い輝き」まで読むと完璧

萌え視点抜きでも『占星術殺人事件』はかなり面白いのでお薦めです。
| BL | 00:25 | comments(0) | trackbacks(0) | bookmark |
                   
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