2023.12.31 Sunday
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津原 やすみ
講談社 (1996-07) コメント:あたしのエイリアンEXの最終巻。 |
有栖川 有栖
角川書店(角川グループパブリッシング) ¥ 740 (2012-09-29) コメント:火村シリーズ第1作のビーンズ文庫版 |
ようやく読んだ『所轄刑事・麻生龍太郎』
『聖なる黒夜』シリーズの主人公・麻生龍太郎が所割で刑事をやっていた頃のお話。
麻生出てくる話を時系列に並べると、所轄(『所轄刑事・麻生龍太郎』)→本庁(『聖なる黒夜』)→私立探偵(『私立探偵・麻生龍太郎』、緑子シリーズ)となる訳で、『所轄刑事〜』は現時点で一番昔の話。
収録されているのは、5話+エピローグ。
・「大根の花」
下町の植木鉢が三軒で壊される事件が発生。
一連の事件は社会に反抗的な若者の犯行かと思われ、付近に住む大学生が逮捕される。
しかし、麻生は三軒目の被害者の事件だけは、他と犯人が異なるような気がして・・・。
・「赤い鉛筆」
とあるアパートで、若い女性の首つり死体が発見される。
死体は自殺ということで処理される流れになるなか、麻生は首つりに使った紐がないことに違和感を覚える。
・「割れる爪」
白昼の路上で女子高生の顔をひっかき捕まった女。
麻生は女の取り調べを担当するが、女は一言も言葉を発しない。
唯一名乗った「はなこ」という名前から、どうして女が女子高生を襲ったのか調べることに。
・「雪うさぎ」
娘が昼寝をしている間に死んでいた主婦。
心臓の持病で急死したかのように見えるが、主婦の家には何点か怪しい点があり・・・。
・「大きい靴」
とある家庭の飼い犬が、ある朝加えてきたのは、人間の手首だった…。
手首は死後切り取られたものであることがわかる。ならば、死体もあるはず――と捜査を開始した麻生達は、犬がどこから手首をくわえてきたのか調べることに。
一応、ネタバレするかもしれないので、以下折りたたみます。